from:和田健
16日間、体調を崩して寝込んでしまいました。おかげで体重が3Kgも減りすきっきりです。関係者各位ご迷惑おかけしました。
本日は、資金調達を計画したら、どこに相談し、申し込みするのが最適なのかをお話します。
相談にこられる中小企業経営者の多くが、「どこに申し込みすればいいですか?」よく質問してきます。
そこで私は、メインで口座を使ってる金融機関に行けばいいんですよと答えたいとこですが、ちょっと考えてみて下さい。
この質問をするには何か理由があるんではないか、そこで考えてみました。
あなたが悩む理由
①初めての借入計画だからどこに申し込むべきかわからない。
②既にメインバンクを通しての借入があるので、ここ以外の方が有利に資金調達できるのではないか
③地域の金融機関が営業周りにくるので、もしかしたら有利に資金調達できるのではないか
④普段、金融機関の担当者と好意にしてないので・・・
⑤口座のキャッシュ残高がいつも少ないので・・・
だいたいこんなところではないでしょうか?
では、これらについて解説していきます。
ケース①
①初めての借入計画だからどこに申し込むべきかわからない。
そうですね、初めての時が一番悩む時ですね、通常なら悩まずメインバンクに申し込みするのでしょうが、ここで躊躇する経営者は過去のトラウマを持ってる方が多いように思われます。
どういうことかと言うと、創業時に断られた・・・過去、相談に行ったら行員に足蹴にされた・・・過去に申し込みを受け付けてくれなかった等・・・
当時、言われた事は忘れて下さい。時は刻々とスピード変化しつつ経っていきますので・・・
このケースではどこが最適か
もちろん、メインバンクが一番最適ですが、ちょっと待って下さい。一概にそうとも言えない部分がありますので・・・ポイントをお伝えします。
ポイント
口座開設関係なく、あなたの本店所在地から近い、地方銀行と信用金庫をピックアップして下さい。友人知人に評判を聞いて下さい。評判のいい方に!
評判がわからない場合は最寄りの信用金庫へ。
ケース②
②既にメインバンクを通しての借入があるので、ここ以外の方が有利に資金調達できるのではないか
このケースの場合はあなたの会社の売上比率によって大きく変わってきます。
メインバンク1行による場合は、他行も検討するのは当然の事と言えます。あなたの会社の2番手サブバンクとして取引したがる金融機関は多くいます。
メインバンクとしては消極的だがサブバンクに積極的な銀行員は多いため、積極的に動いてくれたりもします。
ポイント
サブバンクを検討すべきです。その際に、事前相談に伺い様子をみてみる事です。
但し、実際には申し込みしてみないとわからない部分はあります。
ケース③
③地域の金融機関が営業周りにくるので、もしかしたら有利に資金調達できるのではないか
勘違いされてる経営者の方が多いのがこのケースで、営業行員が積極的に勧めてくるので、資金調達ができるものと思ってる。
銀行員は日々の業務にノルマを課せられる為、飛び込み営業をして回り。顧客を獲得していきます。
融資は申し込みしないと判断がつかない為、有利に資金調達ができるということはないのです・・・
ポイント
営業に銀行行員がきたからと行って有利に資金調達ができるわけではない。
営業担当と融資担当は別なので、話が食い違うのは当然です。
ケース④
④普段、金融機関の担当者と好意にしてないので・・・
これに関しては、あまり気にする事はないです。
融資の審査基準に関係がない為、影響はありません。むしろ感謝されますので・・・
あなたの感情はきっとこうでしょう「都合のいい時だけ来て」・・・
ところが、金融機関は違うのです。営業成績にプラスに働くので感謝されますし、金融機関は利息が大きな収益源になりますので、むしろ喜ばしいことなのです。
ポイント
気にすることはありません。但し、普段から好意敵に関係を構築していた方が積極的に動いてくれます。
銀行員も人ですので、普段から好意にしてる取引先を優先的に動きますので、積極的に関係を構築する方が得策です。あなたの会社を応援したいと思わせるのも経営者の手腕になります。
ケース⑤
⑤口座のキャッシュ残高がいつも少ないので・・・
これに関しては、様々な要因が考えられるので紐解く必要がありますが・・・
ご安心下さい。資金調達は可能です。
ここで必要になるのは、利益計画と資金繰り表を用意して示す必要があります。
ポイント
新規金融機関よりも既存金融機関の方があなたの会社を知ってるので、既存金融機関の方が幾分有利です。
まとめ
どの金融機関に申し込みするかは意外にも重要であり、あなたの会社の成長に関わってきますので・・・
最初は信金から地銀へ、会社が拡大したらメガバンクへ
中小企業は信用保証協会付けが大部分を占めますので、金融機関の支店によって信用保証協会に強いところと弱いところがあります。
評判を聞けば多少はわかります。
融資に積極的な金融機関もあります。これらを知ることも経営者の務めになります。
最後に
経営者にとってデリケートな問題ですので、わからない事は気軽にご相談下さい。
経営者の仕事は資金調達と売上を上げることです。
PS
中小企業にとって資金調達と売上は密接な関係にある為、信用保証協会や銀行融資、ビジネスローン、プロパー融資からの資金調達は特に真剣に考えなければいけない問題でもあります。
経営者の課題の一つ、資金調達はデリケートな問題である為、他に相談しづらいのではないでしょうか。経営戦略の方向性を決めるのに資金調達は必須課題になります。
資金調達について悩まれたら、専門家であるトップ経営にお気軽にお問い合わせ下さい。
私たちトップ経営は、お客様の経営戦略、アライアンス、M&Aを全力でサポート致します。
COMMENTS
コメントはまだありません。