資金調達とマーケティングは比例する?

From:和田健

デッドファイナンス(借入)、エクイティファイナンス(株に出資)どちらにも言えるでしょう。
資金調達したら、どのように返済していくのか? その返済原資はどこからくるのか?

残念なことに、一番大事な部分が抜けてる経営者がたくさんいます。

確かに、多くの資金が得られれば有利に事業を展開しやすいのは、事実です。
しかし、それには練密な戦略があってのことです。

ここで考えなくてはならないのは、デッドであれば毎月の返済原資、エクイティであれば企業価値、どちらとも重視しなくてはいけないのは売上になります。

資金調達を組み立てる場合には、資金を最大限に生かす仕組み作りが必要になってくるのです。
つまり、売上アップができる戦略、実現できるようなところまで、事業計画を組み立てなければなりません。

このことが理解できれば「資金調達とは売上を最大限に伸ばすこと」ということがわかるでしょう。

 

資金調達を考える前にすべき事

資金調達する際には、様々な事情があるでしょう。商品開発の為の設備投資、入金サイクルによる運転資金等などがありますが、いずれにせよ考えなくてはいきないのは、売上に繋げられるかなんです。

その資金調達はなぜ必要なのか?も重要ですが、どのように返済していくのか?

過去、数多くの事業計画書をみてきましたが、殆どの計画書に抜け落ちてるのが返済計画です。
返済計画とは、いくらずつ返済していくのか、又は、企業価値算定のことです。

経理に疎い経営者が多いために、数字が抜け落ちてるのかもしれませんが、経営とは数字で示さなければいけない為、最低限の財務諸表は読める必要があるでしょう。

ここで私が、経営者に学んでいただきたいのは、資金繰り表の作成を経営者ご自信で作れるようになることです。

資金繰り表を作成すれば、時系列でお金の流れがわかるので、是非、作成すること目を通すことをオススメします。

資金繰り表が作れるようになれば、資金調達した時のシュミレーションがしやすくなり、より現実的な計画策定が可能になります。

資金繰り表をみると、より現実的に企業のお金は売上から成り立つのが理解できるでしょう。

こんなの当たり前だと思うでしょうが、いざ数字に落とし込んでみると頭の中で思ってたことが、いかに甘い考えだったかが理解できます。

資金調達になぜマーケティングが必要か

では、ここで具体的に事業計画書を作成すると、返済原資は売上から成り立つ事が理解できたと思います。売上以外にコスト上の問題もありますが、コストの問題は別の機会に話したいと思います。

どんなに優れた商品、サービスだけでは売上は上がらないのです。

中小企業の多くの問題は売上によるものと言われています。起業して10年以内に倒産する会社は実に93%にも上ります。実際にはゾンビ会社が多い為もっと多いかもしれません。

ではこの問題、売上には、マーケティング戦略とセールス戦略が必要になってきます。

*マーケティングとはあなたの商品サービスのマーケット(市場)に罠を仕掛けること、興味をもってもらう事・・・
*セールスとは罠にかかった人興味を持った人の課題解決に努める事、買ってもらう事・・・

設備投資でも運転資金でも、その資金調達が生かされるのは売上につながってこそになります。

もう一度言います。どんなに優れた商品サービスで有っても、売れなければ意味がありません。人に知ってもらわなければお金にはなりません。

マーケティングを無視した資金調達

資金調達して、倒産する会社が多い理由は売上にあると先ほど言いましたが、倒産した社長にインタビューすると決まって言うことが気がついたら資金が足りなくなっていました。

その原因は売上によるものと明白です。
つまり、うまくいかない会社の多くはマーケティング戦略がないのが現実です。せっかく資金調達してキャッシュを厚くしても、マーケティング戦略がなければ、3年で倒産の危機を迎えるのは確実です。

では、逆にマーケティング戦略に力を入れるとどうなるか?

売上は上がります。安定してくるので、より多くの戦略が組めるようになります。そうすると資金調達は簡単になり、資金が潤沢になります。事業拡大の為のM&A投資もでき、事業の基盤は強くなってきます。

 

最後に

資金調達を計画立てる場合には、マーケティング活動に活かせるのか資金繰り表を作成して、是非考えてみて下さい。
マーケティングには資金が必要になります。
資金調達コストには売上マーケティング戦略が必要になります。

これらプランを考えるには資金繰り表を

 

PS

中小企業にとって資金調達と売上は密接な関係にある為、信用保証協会や銀行融資、ビジネスローン、プロパー融資からの資金調達は特に真剣に考えなければいけない問題でもあります。

経営者の課題の一つ、資金調達はデリケートな問題である為、他に相談しづらいのではないでしょうか。経営戦略の方向性を決めるのに資金調達は必須課題になります。

資金調達について悩まれたら、専門家であるトップ経営にお気軽にお問い合わせ下さい。

私たちトップ経営は、お客様の経営戦略、アライアンス、M&Aを全力でサポート致します。

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和田 健
株式会社アップライズ 代表取締役社長。中小企業経営者の為の課題解決サロン、トップ経営を運営。主に資金調達、マーケティング戦略、M&Aコンサルティングにて活動。昨今は専業FXトレーダーとして活動。FX歴14年