M&Aの知識 合弁と買収の違い
From:和田健
今日はコート要らずで東京は暖かいですね〜
ところで、あなたはM&Aの意味をご存知ですか? ニュースで聞くくらいであまり馴染みがないと思います。中小企業でも、最近はM&Aを戦略的に取り組まれる方が増えてきました。
あなたの自社の発展の為に、M&Aを経営戦略に取り入れてみて下さい。
それでは、
M&Aとは
Mergers(合弁)& Acquisitions(買収)の略語で、合弁と買収という意味になります。
合弁とは
企業同士が共同で事業を興すことであり、互いに資金を出し合い、事業目的の為に合弁会社を設立します。ジョイントベンチャーとも言います。
企業が新規プロジェクトに取り組む際、様々なリスクを軽減させるために、他の企業と共同でプロジェクトを達成させるために取り組み、互いの強みを組み合わせ、互いの弱点を補うことで、プロジェクトの成功確率は格段と増します。
企業戦略による合弁事業は、主に新規事業プロジェクトへの参入や海外に新規進出する場合の足がかりに、用いられたりします。いずれの場合も事業目的を達成するために、企業間で出資しあい新たな企業、合弁会社を設立します。
出資者の取り決め、出資比率や利益の分配方法や、どちらが代表取締役を出すか、等の取り決めを行い、これに基づいて事業を行う。合弁会社が株式会社であっても、第三者から新規出資者を募ることはあまりない。
いわゆる合併が、単にアライアンス(提携)と異なるのは、合弁により行われる事業が特定の目的の為であり、別の分野では、ライバル関係にある企業同士が手を組むケースが多くあります。
M&Aからみた、合弁とは
つまり、複数の会社が資金を出し合い、新しい会社にまとまるので、元の会社は残りません。
買収とは
過半数以上(50%以上)の株式を取得し経営権を譲り受けることを事業買収といいます。
事業買収は、移行するのは経営権だけであるため、企業資産や負債などもそのまま引き継がれます。人材、雇用も引き継がれますので、新たに人材募集や資産構築等のコストはかからずに済みます。
中小企業の場合は殆どが、事業買収になります。
中小企業の事業継承のMBOとは
MBOとは(Managemaent Buy Out)経営陣による自社を買収すること。
オーナー経営者が事業継承するのに、後継者がいない場合、従業員等に経営権を買い取ってもらう事を言います。
問題として、従業員に買い取るだけの資金がないといった問題が出たりします。
こういった場合は資金調達として、ファンドからの出資が考えられます。
資金調達に投資ファンドを検討する
事業継承の問題解決に、私たちは起業価値算定算出を無償で行っております。
資金調達の解決策に投資ファンドのご紹介もできますので、検討されることをオススメします。
成長性が見込める事業であれば、資金調達後に企業価値を上げるために、経営戦略のコンサルティングのお手伝いを致しております。
ピーター・ドラッカーの格言を紹介します。
企業買収を成功するには五つの原則がある
「マネジメント・フロンティア」
第一に、
企業買収は、買収される側に大きく貢献できる場合のみ成功する。
問題は、買収される側が買収する側に何を貢献できるかではない。 買収する側が貢献できるものは、経営能力、技術力、販売力などさまざまである。
第二に、
企業買収は、買収される側と共通の核がある場合にのみ成功する。
共通の核がある場合にのみ成功する。 共通の核となりうるものは、市場であり技術である。 あるいは共通の文化である。
第三に、
企業買収は、買収する側が買収される側の製品、市場、 顧客に敬意を払っている場合にのみ成功する。
やがて、事業上の意思決定が必要になる。 そのとき製品、市場、顧客への経緯がなければ、 決定は間違っったものとなる。
第四に、
企業買収は、買収される側に、一年以内にトップマネジメントを 送り込める場合にのみ成功する。
マネジメントを買えると思うことは間違いである。 社長だった者が、事業部長になって満足し切れるわけがない。
第五に、
企業買収は、最初の一年間に買収される側の者と買収する側の者を、 多数境界を越えて昇進させる場合にのみ成功する。
買収を、歓迎されるものに仕立て上げなければならない。
最後に
M&Aは大手だけの問題ではありません。これからは中小企業にとって多くのチャンスが巡ってきます。
特に、後継者問題や先行き不安でお悩みの方は、多くの専門家に相談されると良いと思います。
あなたの、ビジネス戦略のヒントにきっとなることでしょう。
PS
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